bici-okadamanではこれまでにフロントシングルのロード&グラベルロードを手掛けてきたのですが、ロードレース、トライアスロン、ツーリング、グラベルロードで、なぜ入れることを勧めるのか?と言うことについて…。
フロントシングルにも2つの考えがあるのですが、 1つは「軽量化」のようです。 乗鞍やMT.FUJIのヒルクライムレースでは上位選手を中心にフロントシングルのバイクが見られます。この場合、多いのは「アウターギアを外す」に考えが近いようです。 もう1つは、「フロントギアの操作をなくす」。 bici-okadamanでお勧めしているのはこちらのフロントシングル化です。 フロント変速は元々リア変速よりも実施する回数が圧倒的に少ないです。初心者の方だったり、久しぶりに走られるライダーと一緒に走ると「フロント変速するのを忘れた」と仰られるケースも多いです。一方で、例えば周回コースなどで登りと下りがあるところを走る場合、周回ごとに何度もフロント変速が必要になるのですが、ベテランのライダーでも「チェーン落ちが怖い」ので避けるという方もいますし、変速するタイミングをどこにするか悩むことがあるんです。 フロントシングルにする場合、フロント変速が必要なタイミングのギア比はだいたいリア変速の中間ギアに設定します。そうすると、平地から登り、登りから平地(下り)のタイミングでもフロント変速でもたつくことがありません。 まぁ、フロントシングルにはまだ欠点もあって…。 ・ギア比の幅が減ってしまう。 一番重いギアと一番軽いギアのギア比の幅を増やすといわゆる変速のショック(ステップ比)が大きくなってしまいます。逆にステップ比を小さくしようとすると全体のギア比の幅が減ってしまう。いまの2×11のギア比の幅は実質1×13~14と同じくらい。これはDi2のシンクロシフトと同じ考えですが、1×11にすると2-3枚ギアが足りないよということなんですよね。 bici-okadamanでは多くの場合、トップギア(重いギア)を減らす方向で考えています。ロードレース、トライアスロン、ロングライドやツーリング、グラベルそれぞれでの適正とライダー自身の脚力に合わせたセッティングを考えているところです。概ねこれでうまくいっているようです。 ・摩耗が速い? チェーンリングやチェーンの摩耗がちょっと早いようです。 チェーン脱落がでやすくなったりすると交換時期などで様子をみているところです。 まぁ、その他にも色々と相談を受けますが…。 初心者からベテランまで意外と使えるなーと言うのが僕の感想でもあります。
Sramの11-36のスプロケット。 シマノに11-40や11-42もありますが、僕はこのくらいのギア比の幅があればグラベルでも十分かなーということでITJ BIKEにはこれを持ち込む予定。 SRAMを使うにはもう一つ理由もありますが、そこも楽しみ。
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