今回のトライアスロンバイクはFELT IA10です。完成車組のほうでご注文をいただきました。
FELTはアイアンマン世界選手権で女子連覇中のバイクブランドです。IAシリーズになってから連覇を開始しているのですが、やはり空力に関しては優位なブランドだと思います。
IA10はハンドル周りまではオリジナル、ブレーキシステムは上位のモデルとことなりオーソドックスな規格にしてあります。
ハンドル周りのセッティングについてはオリジナルでも幅広いセッティングを可能にしてあります。 今回は、特にTTバー周辺の設定を「楽な」形にまずはしました。やはりロードバイクとはポジションもハンドリングも違うので慣れてくるまでは楽にしておくほうが良いだろうと思っています。 TTバーが2台目、3台目ともなれば初めから理想や個々のセッティングに近い状態から始めてもいいのですが、ロード版TTバイクからだとまずはTTバイクらしさに慣れるまでに怖い思いをしないように考える必要があります。 セッティングが気になったら通っていただいて、確認をしながらフィッティングを合わせこんでいこうというのがbici-okadamanのスタイルです。
P.S.今回はブレーキケーブルのアジャスター部を外へ出しました。IAシリーズではこれまで狭いルートでステム中にしまうパターンをやってきたのですが、やはり出したほうがメンテナンス性が上がりますし実践的なようです。
完成車仕様、Di2仕様(ケーブルの長さ調整などがいらないとは言え)でしたが、結局ケーブルのルーティングが気に食わなくて全部やり直しになりました…。自転車の場合、自動車メーカーと違って、メーカーの仕様書通りに設計されている部品を組み込むということがありません。メーカー側で調整幅を残したものは店側で微調整と…。まぁ、そういう作業こそが実店舗の意味合いなのかなとは思いますが。
シマノの二股Di2ケーブル、結構手ごわい代物ですね(苦笑)。
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