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執筆者の写真masaki (bici-okadaman)

日泉ケーブル(テスト組み)しました。

SCOTTのバイクのほうに変速・ブレーキともにカラーケーブルをテストで組みました。 「日泉ケーブル」ステンレスアウターケーブル+SP-31スペシャルステンレスインナーケーブルの組み合わせです。

昨年秋より、テストサンプルをいただきまして以来、ようやくアウター&インナーケーブルがセットで揃うようになりました。 上品なカラーケーブルであることのほかにも、「実用的に」素晴らしい性能がある点に注目しています。


別会社のアウターケーブルとの柔らかさを比較してみたものです。 なるべく、同じような条件で持ってみたけど疑わしいですね(笑)。実演なら当店でいくらでもできるので見に来てください。 下に垂れ下がるのが日泉ケーブルの方。両方ともコイルのように外線が巻いてあるのですがそれを包む素材も含めて違いがはっきりと出ます。 僕のバイクではサイズが大きいのであまり影響がでないのですが、小さいサイズのフレームではシフト・ブレーキケーブルの固さによってケーブルの取り回しが大きく変わってしまうのです。 どうしても緩い線にしないといけない「固い」ケーブルでは部分的にかなり妥協をした取り回しになってしまいます。 日泉ケーブルでは無理そうなカーブも難なくクリアできる柔らかさがあるのです。


インナーケーブルも従来のもの(右)からさらにグレードアップして新型が登場しました(SP-31)。 従来タイプは表面のコーティング処理がないタイプとしては最高にしなやかで、コーティングがないために長期の使用時でもコーティング剥がれがなくて長寿命という評価でした。 アウターケーブル同様にとてもしなやかで、比較的径の小さい袋に入れられているにもかかわらず、まだ曲がりに余裕がある状態だったのです。 SP-31は従来タイプよりもさらに細くケーブルを多い本数撚り合わせるという手法で表面の凹凸をさらに減らしてかつしなやかなケーブルに仕上がっています。 こちらはコーティングタイプになったのです。


さて、評価はどうでしょうか。 僕のバイクではなかなか評価のしにくい「しなやか」なアウターケーブルの評価ですが、小さいサイズのフレームではハンドリングに好影響が出るでしょう。 シフトケーブルがヘッドチューブ周辺からフレーム内部に入っていくようなフレームにはお勧めです。 ケーブルがガイド周辺で折れてしまうような事態も防げますので結局は長寿命でコストパフォーマンスがよくなります。 また、ケーブルの引きの軽さも改善できるので、特にまがりの強いハンドルなどを使っている方にもおすすめですね。こちらは実感してみてもらえると嬉しいかな。 (TTバイクのブレーキ、特にフロント側のケーブルにかなり無理目なケーブルラインのものがあるのでTTバイクもおすすめです。) と、言うことでカラーも豊富な日泉ケーブル、オーバーホールやケーブル交換でいかがでしょう?

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